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ERSA社Bernd Schenker氏へのインタビュー PDF プリント メール
2008/10/01 水曜日 19:09:55 CDT

 ERSA社は、産業界においておそらく最も広範囲のはんだ付け、印刷および検査のソリューションを持っています。Andy Kellardが7,000万ユーロの業界大手を訪れ、COOのBernd Schenker氏と対談しました。

Q1. ERSA社のBernd氏は、長年にわたってはんだ付け装置の主要な世界的サプライヤーとしてうらやましいほどの評判を得てきました。高コストのユーロ圏と低コストのアジアとの競争のコンビネーションは、ヨーロッパの製造業者に対して先例のない挑戦を突きつけていますが、ERSA社はどのようにこのハードルと格闘なされていますか?

A. まず、私どもは結果論で批判したり、為替レートの変動を予測しようとするような経営戦略には基づいていません。ERAS社は、投資の保護と素早い資本回収を行う高付加価値のソリューションをお客様に提供するよう、常に委ねられてきました。例えば、ドルがユーロに対して10%ずつ下落し、投資収益に18ヶ月ではなく20ヶ月かかる場合、このことは全体的な状況においてはあまり重要ではありません。興味深いことに、現地生産のオーブンはあまり部品外注することができないという事実にも関わらず、高性能で非常に高価な製品に対する2番目に大きな市場は中国です。聡明なお客様は、長い使用可能時間を保証し、製造ラインを24時間、週7日稼働し続けることができる装置の価値を理解しています。そして、このことを予測不能の製造ラインの停止に対するある種の保険証書とみなしています。

Q2. ERSA社は中国に確固たる製造基盤を持つKurtz社グループに属し、多くの欧米の競争相手がアジアで生産を行ってきましたが、単純に後に続くだけではだめでしょうか?

A. ERSA社は先導者であり、追従者ではありません。弊社のR&Dチームはドイツのウェルトヘイムにある製造設備と並んで位置し、エンジニアリングと製造との間の親密関係が絶対必要であると信じています。アジアでの生産能力に関して、私どもはKurtz社グループの一員であり、親会社はすでに中国南部の広東省に生産設備を設立していました。ERSA社の各製品の生産を中国に移すことがいつか商用的に意味をなすならば、私どもはインフラを整備して素早く継ぎ目なくそれらのことを行います。

Q3. ERSA社が最近実施したリーン生産のイニシアチブが西ヨーロッパにおける競争率の高い生産基盤の維持を主に牽引していることは明らかですが、このことがどのようにして起きたのか、また、利点は何かということを説明していただけますか?

A. ERSA社はクラス最高の製品の製造を委ねられており、ドイツにおいてもこのことがまだ可能であると強く信じています。しかしながら、このことは弊社の製造プロセスを最適化することによってのみ成し遂げることができます。弊社の目標は生産性と能力、そして競争力を向上することでした。私どもはほかの産業分野のメーカーをいくつか訪問し、どのように生産高を改善し、コストをコントロールしているかを学びました。そして、トヨタや母国のポルシェを含む多くの自動車大手企業に首尾よく採用されてきたリーン生産による改善方法を実現しました。このことにより、製造時間を著しく短縮できました。例えば、最近ちょうど完成したリーン生産ラインに関して、リフローシステムが4時間ごとの工夫によりまさにリーン生産ラインになっています。さらにこれにより、保管スペースをほとんど用いずに保管している在庫を極端に減らして、以前に比べ作業現場スペースを22%縮小することができました。最終的に、お客様にとって納期が非常に速くなり、価格も下げることができ、これにより弊社の競争力がさらに高くなりました。

Q4. ウェーブやリフローあるいは局所はんだ付けの市場において数多くのサプライヤーがいますが、ERSAはどのように他者との差別化を行っていますか?

A. 弊社のように幅広い製品分野を扱うメーカーは他にはありません。ERSA社は、作業台用手はんだ付けツールから生産ライン用のウェーブ、リフローおよび局所はんだ付け装置に至るすべてを取り扱っています。さらに、リワークや検査用の製品を扱い、統合AOI(Automatic Optical Inspection 、自動光学検査)システムを有するステンシルプリンターの全種類を最近市場投入しました。弊社の目標は、お客様の個々の用途に合わせたソリューションを提供することにより、製品の全範囲にわたって最高クラスのソリューションを提供することです。そして、お客様の要望を取り入れ、お客様の投資を守り、健全な投資収益をもたらすソリューションを提供していることを誇りに思っています。

Q5. ERAS社にははんだ付け業界での資本的設備とハンドツールの両方において長い歴史がありますが、最近では、「VERSAPRINT」高性能ステンシル・プリンターの市場投入で中核事業の転換がありました。すでに多くのプリンター・サプライヤーがいますが、この分野への進出の論理的根拠は何でしょうか?

A. ERSA社には、先導的開発における誇れる歴史があります。私どもは1921年に世界初の電気はんだごてを、1966年にドイツで初めてウェーブはんだ付け装置を市場投入しました。1980年後半からリフローはんだ付け装置を製造しており、弊社のVERSAFLOWは1996年に着手した世界初のインライン式局所はんだ付け装置で、1990年にERSASCOPEを開発しました。最近の産業界の推定によると、SMTラインでの90%もの製造欠陥がプリントあるいはリフロー・プロセスのいずれかから生じていることが示されています。弊社の製品範囲に印刷能力を加えることは、SMTラインのプロセス・コントロールに対するより大きな責任を負うことにおいて、単純に論理的な次のステップです。VERSAPRINTは完全統合AOI能力を用いた印刷技術における先駆的な突破口であり、これにより最先端の技術革新を提供する弊社の伝統を継続できます。

Q6. VERSAPRINTのリアルタイム検査システム、「LIST」(Line Scanning Technology)はプリンター市場における主要な差別化要因であると主張されていますが、それについて何かお話し頂けますか?

A. VERSAPRINT P1は、ステンシル印刷に完全なAOI能力を組み込んだものです。LISTビジョン・システムはライン・スピードを落とすことなくステンシルと基板の両方を100%検査することができ、ラインから外れたAOIシステムの必要性がなくなります。これにより資本投資を削減し、作業現場におけるスペースをコスト的に抑えることができます。ステンシル・クリーナーも優れています。ステンシルにつまりや汚れが検出された場合、印刷サイクルが止まり、クリーナーが自動的に起動します。プロセスに入り込んで品質を検査することは不可欠であり、欠陥が見つかってからでは遅すぎると考えています。印刷サイクル中の完全な検査が余分なAOIシステムを終わりにしてくれます。

Q7. 現在プリンターにはP1とS1の二つのモデルがありますが、VERSAPRINTの基盤を拡張する計画はありますか?

A. 世界でプリンター・サプライヤーの大手企業の一つになることが弊社独自の目標であり、この点に関して言えばプリンターの全機種を取り扱わなければなりません。ごく近い将来新しく二つのモデルのを立ち上げ、この領域で4~5種のプリンターを取り扱う予定です。

Q8. 現在ERSA社では印刷とはんだ付けのソリューションに関して総合的な領域を扱っており、ジグソーパズルの足りないピースは明らかにピックアンドプレース・システムですが、買収を通じて製品ラインにマウンターを加える計画はありますか?

A. いい質問ですが、SMTのマウンター市場は既存のサプライヤーによって既に充実していると考えています。弊社の目標は専門分野に特化することであり、私どもははんだ付けと印刷のソリューション重点を置いています。

Q9. 再生可能エネルギー源と特に太陽電池の生産が最新のトピックですが、もしかすると太陽電池の製造ソリューションはERSA社の技術的ロードマップにありますか?

A. ドイツが太陽電池技術を先導しています。印刷とはんだ付けにおいて地理的場所と能力が得られたならば、私どもが総合的な太陽電池製造のソリューションを提供する機会を見落とすことは愚かなことでしょう。

Q10. ERSA社は「COMPANY FOR GLOBAL CONNECTION TECHNOLOGY(世界的な連結技術のための会社)」であることを主張していますが、このことを総括するとどういうことでしょうか?

A. ERSA社の「GLOBAL CONNECTION(世界的な連結)」は弊社のロゴの不可欠な部分です。私どもは、PCB製造業界が「お互いにまとまる」ことに役立つことを委ねられていると思っています。弊社のビジョンの声明は弊社の目的を明らかにし、技術における競争力の高いリードがお客様の製造プロセスにおける品質、ROIおよびサービスの提供を最適化します。

Berndさん、ありがとうございました。

 

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