日本スペリア社はこの度、材料科学分野で優れた研究実績を持ち、今年の世界の大学ランキングで5位の名門校、イギリスのインペリアル・カレッジ・ロンドン(ICL)と、金属凝固におけるニッケル効果についての共同研究を行うことで合意し、10月5日から研究を開始しました。
同社の鉛フリーはんだ「SN1OOC」の特性を決定づけていると考えられるニッケルについてさらに学術的研究を深め、その効果のメカニズムを解明することによって、「SN100C」の可能性をさらに追求するのが狙いです。ICLの研究チームリーダーには金属凝固の分野で世界的に注目されている研究者クリストファー・ゴーレー(Christopher M. Gourlay)氏(28)が就任しました。
ICLはオックスフォード大学、ケンブリッジ大学と並ぶイギリスを代表する国立大学で、15名のノーベル賞受賞者を世に送り出してきた名門校です。特に材料科学分野では多くの優れた研究者を擁し、またシンクロトロンや結晶分析装置、透過型電子顕微鏡など最新鋭の装置頬も備えた世界のトップレベルの研究機関として知られています。
クリストファー・ゴーレー氏はオックスフォード大学を卒業後クイーンズランド大学の大学院に入学。わずか3年という短期間で博士号を取得し、その時のレオロジー(物質の変形などを研究する学問分野)に関する博士号論文が「ネイチャー」誌に掲赦されるという快挙を成し遂げたことで知られています。その後異例の若さで名誉あるのRoyal Academy of EngineeringのEPSR Research Fellow に抜擢、さらに材料科学研究のメッカであるICLのフェローにも選ばれて活躍しています。