研究開発、営業技術、品質保証の3部門を集約して機能を強化
日本スペリア社は研究開発機能と顧客サポート機能の一層の強化を図るため、豊中市の「R&Dセンター」を移転し大幅に拡張しました。元の建物の北側に隣接する企業の倉庫を取得して内部を改装。設備とスタッフを移動させ、新しい検査装置、製造装置なども導入しました。建物は鉄骨造3階建、敷地面積約1600㎡、延床面積は約2030㎡です。 また、吹田市の本社ビル内にあった「技術センター」と「品質保証部」も同じ建物に移転。研究開発、営業技術、品質保証の3部門の頭脳と設備を一カ所に集約し、相互連携させることにより、業務の効率化と顧客サポートのトータル化を可能にしました。品質保証部については、ものづくりの現場と物流拠点の近くに置くことにより、より的確な業務が可能となりました。 名称は「日本スペリア社 R&Dセンター」。建物の改装と移転は10月15日に完了し、同日、海外の関係者を中心に招いて完成式典を行いました。本格稼働は10月18日から開始しています。総事業費は約5億円で、今後さらに新しい設備の導入などで1億円超の追加投資を計画しています。 電子機器の高機能化や小型化に伴い、要求される実装技術や関連材料の品質のレベルは急速に高まっています。中でも重要な役割を果たすはんだ材料のメーカーである同社は、顧客満足実現のためには、高度な頭脳と技術、そして設備を備えた拠点が不可欠であると考えています。 この方針のもとに同社は2006年、同地に「大阪物流センター」、「豊中工場」と共に旧「R&Dセンター」を建設。数々の新商品開発や課題解決を実現してきました。 その後、世界の実装技術の水準がさらに高まる中、R&Dセンターでは合金やはんだ接合に関する研究をより深めるため、海外の大学など研究機関との共同研究や学会での発表など、学術研究の域にまで活動領域を拡大。同社は、その必要性は今後ますます高まっていくと考えています。 また同社は今年、東南アジアに2拠点を開設(世界合計10拠点)するなど、商品供給のグローバル化を進めていますが、それによる商品ニーズや技術課題の多様化に対して、より的確かつスピーディーな対応力が必要となってきました。 そこで同社は、研究開発力と顧客サポート力の一層の強化を図るためには、建物の拡張と設備の充実化、そして関係部門の集約が必要と考え、今回の新R&Dセンターへの移転を決定致しました。 代表取締役社長 西村哲郎氏の抱負の言葉 「研究開発、営業技術、品質保証の3機能が合体して理想的な頭脳拠点ができました。今後はこのパワーアップしたR&Dセンターをフルに活用し、より高度で多様な顧客ニーズに応えていきます。また同時に、学術研究も積極的に進め、その成果を世界に向けて発信し、エレクトロニクス産業界発展のために貢献していきます。」 各部門長の抱負の言葉 R&Dセンター センター長 野津 敬 「広く新しい社屋に移り、大企業にも劣らない研究環境ができました。気持ちを引き締めて開発に取り組んでいきます。特に、技術センターとの統合効果を活かし、1+1が、4にも5にもなるような運営を心がけたいと思います。」 「SN100Cに代わる新はんだ合金の研究や、ケミカルの技術力をアップして、新商品の開発を加速させます。また、顧客の悩みに対し、的確なソリューションをタイムリーに提供できる“総合病院”も目指します。」 技術センター センター長代理(品質保証部門責任者 兼任) 山本 浩司 「今後は、物を売る時代から技術を売る時代へと変化していくと思います。日本スペリア社に相談すれば解決してくれる、安心だと言っていただけるようにしていけたらと思います。」 「当面の課題は、リフロー技術の習得です。リフローに関しては、R&Dセンターで実証もおこなっていました。リフローについても技術センターのスタッフの技術習得が必要です。」 【左】山本浩司 【右】野津敬 【名称】R&Dセンター 【住所】大阪府豊中市勝部1-9-15 【建物】鉄骨造3階建 【敷地面積】約1600㎡ 【延床面積】約2030㎡ 【フロア構成】 1階:実証室、解析室、前処理室、セミナールーム / 2階:資材倉庫 3階:オフィス、試験室、試作室、環境試験室、電気実験室、合金実験室 ◎R&Dセンター(研究開発部門) 【業務内容】新製品開発、技術開発、基幹テーマの研究・発表など 【設備】リフローシュミレーター、ハイスピードボンドテスター、印刷外観検査装置、マイグレーション検査装置、ヒートショック槽、恒温恒湿槽など ◎技術センター(営業技術部門) 【業務内容】鉛フリー化に向けた実証試験、導入後のはんだ槽内成分管理、接合部の解析など 【設備】フローはんだ付装置、リフローはんだ付装置、局所はんだ付装置、波長分散型蛍光X線装置、原子吸光分析装置、固体発光分析装置、高周波プラズマ分析装置、X線CTスキャン透過装置、走査電子顕微鏡など ◎品質保証部(品質保証部門) (現在は技術センター所属の品質保証課であるが、将来的に品質保証部として独立する) 【業務内容】環境関連対応、製品品質管理、外注先品質管理、文書管理など 【設備】デジタルマイクロスコープ、各種分析・測定装置など R&Dセンター開所式を開催 生まれ変わった日本スペリア社「R&Dセンター」の開所式が、10月15日に行われました。さわやかな秋晴れに恵まれた当日、来賓である同社の海外のパートナー企業の代表たちやセンターのスタッフ、そして本社スタッフなど約40名が集まり、新R&Dセンターの船出を祝いました。 昼前に現地に到着した来賓と迎えたセンタースタッフたちは、完成したばかりの白い巨大なサインボードの前に集合し、まずは全員で記念撮影。そして正面入り口前でテープカット式を行いました。 その後式典会場である3階の会議室に移りました。 西村社長は挨拶のあと、たくさんの映像資料を用いて同社の創業から今日までの歴史を解説。そして話が今回の新R&Dセンター完成の場面に来ると、センターのスタッフ全員が入場して整列。各々新しい職場への熱い思いを込めて、力強く英語で自己紹介しました。その後社長の音頭によるシャンペンの乾杯で、祝賀パーティーが始まりました。 来賓たちはその後、野津センター長の案内で館内を見学。最先端の分析機器などについての説明に、熱心に耳を傾けていました。 参加者全員の記念撮影 テープカット式 同社の歴史を熱く語る西村社長 来賓に分析装置などを説明する野津センター長とスタッフ
Milara社は、現在のステンシル・プリンターを同時検査可能な高機能高精度印刷機に変えた、革新的な技術分野で注目されるダークホースの1社である。