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オーストラリアで開催される世界最大級のソーラーカーレース「ワールド・ソーラー・チャレンジ2011」(注1)のエントリーカーに、今回も日本スペリア社の鉛フリーはんだ「SN100C」(Sn-Cu-Ni+Ge組成)が使用されることが決定しました。
同レースは、ダーウィンからアデレードまでのオーストラリア大陸縦断3000kmを走破するもので、1987年から原則的に隔年開催されています。今年は10月16日から23日までの8日間、21カ国地域の37チームが過酷なレースに挑みます。
同社は2007年、2009年と連続参加しており、今回で3回連続の参加となります。前回まではスポンサー協力したオーストラリアのチームの車にSN100C使用のモーター制御装置が採用されましたが、今回はこれまでの優れた実績が評価され、優勝候補数チームを含む7カ国15チームのソーラーカーに採用されます。
SN100Cが使用されているのは、オーストラリアの電気自動車用モーター制御装置メーカー「トリチウム社」の「ウェーブ・スカルプター22」(WS22=写真)。SN100Cのソルダペーストとやに入りはんだが使用されています。「WS22」は無鉄心永久磁石モーターに対応する最新型で、最大定格出力20kW、重量は855gと軽量。走行効率は99.2%を誇る高性能モデルです。
ソルダペーストは、WS22のDSP(注2)やメインパワー制御基板の全ての表面実装はんだ付けに使用。大出力部品、受動部品、0.5mmファインピッチICやBGAも含んでいます。やに入りはんだは、DSP基板のその他大型部品とコネクターのスルホール手はんだ付けに使用されています。
今大会では、SN100C使用の印としてステッカー(写真)が貼られたWS22が、上記15台のソーラーカーに搭載されます。
SN100Cの採用について、トリチウム社のエンジニア・ディレクターであるジェームズ・ケネディ氏は、「SN100Cには満足しています。特にペーストでのジョイント部の外観や、やに入りはんだでのスルホール部品の手はんだ付けは素晴らしい」と、感想を述べています。
トリチウム社は、スポーツカー、大型セダン、小型商用車、バスなどのモーター制御装置を開発しており、旧モデルの「WS20」は、過去2回の同レースで約半数の参加チームに採用された実績を持ちます。
 
▲ SN100Cのステッカーが貼られたトリチウム社製モーター制御装置「WS22」
「ワールド・ソーラー・チャレンジ」オフィシャルHP
http://www.worldsolarchallenge.org/
(出場チーム、車台数などは9月下旬時点のもので、最終確定ではありません)
(注1)1987年に「ワールド・ソーラー・チャレンジ」の名称でスタートしたが、2009年は「グローバル・グリーン・チャレンジ」に変更。2011年は再びスタート時の名称で開催される。
(注2)DSP=Digital Signal Processor(デジタル信号処理用マイクロプロセッサ)
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