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10月5日、オーストラリアのクイーンズランド大学(UQ)主催のセミナーが、ホテルオークラ東京(東京都港区)のアトランティック&コンチネンタルルームで行われました。この中で日本スペリア社とUQの共同研究の責任者であるUQの野北和宏准教授が講師として招かれ、共同研究の成果などを紹介しました。当日は関係者など約70名が参加しました。
同セミナーはUQが世界各国で開催しているセミナ−シリーズの一環で、今回は上級副学長 マイケル・ケニガー教授の来日に伴い、日本で開催されました。
テーマは「持続可能なエネルギーソリューションと国際的連携」。クイーンズランド州が力を入れているクリーンテクノロジー分野での国際的な産学共同研究を紹介するもので、その成功事例や州政府の施策などを日本の企業に知ってもらい、広く参画を呼びかけようというものです。
講師の野北准教授はUQの機械鉱山工学部に所属し、2003年から同社と共同で鉛フリーはんだの研究をしています。
セミナーはまず、州政府の駐日代表である安達健氏が挨拶。続いてケニガー副学長が、UQの概要と産学連携や交換留学を通じた日本との緊密な関係について説明しました。
その後講師の野北准教授が登壇。自ら体験した国際的な産学共同研究の成功事例として、同社との鉛フリーはんだの共同研究開発や電気自動車でのデモンストレーションなどのプロジェクトについて発表しました。
鉛フリーはんだの研究では、ニッケルの添加によるはんだの流動性、凝固組織、合金層の構造の解明で、国際会議での発表や賞の受賞に至った実績を紹介。はんだの凝固過程を撮影した貴重な動画を用いて、分かりやすく解説しました。
オーストラリア大陸縦断3000kmを走破した電気自動車のプロジェクトでは、モーターコントローラーなどのはんだ付けに同社の鉛フリーはんだ「SN100C」を使用した車が見事完走した模様を紹介。レース中の映像も上映しながら、臨場感溢れる解説をしました。また今年の同レース(10/16〜23)には、15台ものソーラーカーに「SN100C」が使用されることも明らかにしました。
いずれのプロジェクトの解説も、迫力ある豊富な映像資料と会場に響き渡る熱弁に、参加者は約1時間の講演に熱心に聴き入っていました。
クイーンズランド大学 機械鉱山工学部 野北和宏准教授

「SN100C」について説明する野北准教授

クイーンズランド大学 上級副学長 マイケル・ケニガー教授
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2009年のエコカーイベント「グローバル・グリーン・チャレンジ」で完走した、「SN100C」を使用した電気自動車「ディープ・グリーン・リサーチ」号。 |